VVVF製作所

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 CADで作る鉄道模型(東武8000系 その14)

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家庭用3Dプリンターを用いて、独自設計の鉄道模型を作ってみます。プロトタイプは東武8000系の動態保存編成8111Fで、縮尺は1/45(Oゲージ)です。模型の形状はCADソフトでモデリングしました。3Dプリンターで出力した部品のパテ盛りと下地処理を行います。

3Dプリンターで造形した鉄道模型の表面処理(パテ埋め)

パテ盛り作業中の東武8000系鉄道模型 前回は、3Dプリンターで造形した鉄道模型(東武8000系)にサーフェイサーを吹き付け、平面的なパーツの表面は滑らかに仕上がりました。次は、積層痕が目立ちやすい前面や屋根などの曲面部にパテを盛りつけます。


本来は、パテ盛りを行ってサンドペーパーで削る作業が完了した後にサーフェイサーを吹き付けるのが工程が少なくなり合理的です。現在製作中の東武8000系は、家庭用3Dプリンターで鉄道模型を作る方法を模索しながら製作しているため、作業手順がやや遠回りになっています。 タミヤベーシックパテ(グレー) こちらが、パーツ表面の凹凸を埋めるために使用する、タミヤのベーシックパテです。この製品のような「ラッカータイプ」のパテは、安価に手に入るメリットがありますが、乾燥後に体積が減少する「肉痩せ」という現象が起こるので注意が必要です。ヒケが生じる分を見込んで、あらかじめパテを多めに盛り付けておきます。


パテを盛りつける作業のために、ヘラを購入しました。 パテスティックセット(wave製) ウェーブというメーカーから発売されている「パテスティックセット」です。パテスティックはプラモデルのように、ランナーからニッパーで切り離して使います。パテがこびり付きにくいプラスチック素材でできており割と丈夫ですが、プラスチック製ですので繰り返し使用していると変形してしまいます。頻繁に使用する場合はステンレス製のヘラなどを用意したほうが良さそうです。


3Dプリンター製鉄道模型のパテ盛り作業(東武8000系) 積層ピッチは0.1mmに設定していますが、3Dプリンターで出力したままの状態では段差が目立っています。先ほどのパテスティックセットを使用して、タミヤベーシックパテを盛りつけていきます。作業の際には、ライトケースや前面窓のHゴムのモールドを潰さないように注意します。


3Dプリンター製鉄道模型のパテ盛り作業2(東武8000系) 東武8000系の前面上部(おでこ)も滑らかな曲面で構成されており、積層痕が目立ちますので、パテを多めに盛りつけます。時間をかけてしまうと、パテが乾燥してきてぼろぼろになってしまうので、可能な限り素早く盛りつけます。また、気泡が入ると強度が低下したり、削ったときに空洞を発見して再度パテ盛りをやり直す羽目になるので、気泡が入らないように気を付けます。


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東武8000系の雨樋を復元(Oゲージ鉄道模型) 屋根パーツと側面パーツとの接合部にパテを盛って削った結果、雨樋のモールドがほとんど目立たなくなってしまいましたので、プラバンを細く切り出して、雨樋を復元しました。8000系は凹凸が少ないので、意外と雨樋パーツは結構目立つ重要な部品です(笑)。


パテ埋め後の3Dプリンター製鉄道模型(東武8000系) これまでに盛ったパテを削って、再度サーフェイサーを吹いた状態がこちらです。前面窓の横にある段差の解消など、細部の修正を行ったら表面処理は完了です。だいぶ滑らかになりました。


パテ埋め後の屋根(3Dプリンター製の鉄道模型) パテ盛りとサフ吹きが完了した屋根パーツがこちらです。製作中の東武8000系は、屋上機器(クーラーとベンチレータ)を屋根と一体成型していますが、パテ盛りやヤスリ掛けの際に手間が増えるので、今後は別パーツにしようと思います。また、クーラーはメッシュなどを再現したほうがリアルさが増すので、今後改良したいですね。

次回記事では、いよいよ8000系を塗装します!


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