VVVF製作所

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 東武ファンフェスタ2019の記録(1)

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東武ファンフェスタ2019における南栗橋工場 公開時の記録です。

入場中の東武500系リバティ 508F

ファンフェスタ当日は、南栗橋工場に重要部検査のため東武500系リバティ(508F)が入場中でした。 東武500系リバティ連結器周辺 東武500系リバティ先頭部床下 東武500系リバティ東武ファンフェスタ2019 正面のスカートが取り外されており、連結器周辺の機器を確認できました。ウォッシャー液タンクやATS車上子、連結締切装置、警笛、空気配管などがかなり入り組んでいます。


東武500系リバティの台車 東武500系(508-1)の台車です。100系や250系のようにヨーダンパが取り付けられています。ヨーダンパを取り付けると台車の旋回を抑制し、直線を高速走行する際に生じやすい蛇行動を防止する効果があり、通勤型車両と比べて乗り心地に配慮されているようです。


東武500系リバティのVVVFインバータ装置 東武500系のVVVFインバータ装置です。主電動機には永久磁石同期電動機が採用されており、1両につき4台搭載される主電動機を4群のインバータユニットでそれぞれ個別に制御します。VVVFインバータ装置は電動車の1号車・3号車に搭載されています。


東武500系リバティ中間車の妻面 普段はなかなか見られない中間車の妻面です。妻面端部は中間車同士のオフセット衝突による損傷を低減するため、東武50000系列などと同様に面取りされています。
中間車の半永久連結器には、入換用のアントと連結するために使用する連結器アダプターが取り付けられていました。妻面下部に配置されている大型の床下機器はトイレタンクです。


東武500系リバティ連結器周辺 508-3号車先頭部の連結器周辺です。508-1号車とほぼ対称な機器配置になっています。


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入場中の東武10030系 野田線所属 11632F

508Fと同じく、定期検査のため10030系(11632F)が入場中でした。

東武10030系11632F 11632Fは七光台所属車で、リニューアル工事済みの編成です。アンチクライマーの端部が切断され、ホーム検知装置が取り付けられています。FRPには局所的に茶色いパテが塗られていました。


東武10030系リニューアル編成 先頭部床下 野田線10030系更新車 連結器周辺 密着式連結器は電気連結器を備える2~6両固定編成に使用されるタイプとは異なり、電気連結器の取り付け座がない大型タイプになりました。また、野田線転属に伴い、複数の編成を増解結する機会がなくなったため、渡り板や幌の固定金具が撤去されています。


東武10030系 主制御装置 東武10030系 カム軸式抵抗制御装置 東武10030系の主制御装置です(モハ12632)。東武8000系などの従来車と同様に、カム軸により主抵抗器の組み合わせを変化させることで主電動機に印加される電圧を調整しながら加速します。主抵抗器の短絡が完了して主電動機に全電圧が印加された後は、界磁チョッパ装置により主電動機の界磁電流を絞ります。


東武10030系 断流器(LB) モハ12632の断流器です。動作すると右側に並んだアークシュートから火花が出ることがあります。


東武10030系 主開閉器 母線開閉器(MS BS) 同じくモハ12632のLVD、ヒューズ、主スイッチ箱、ジスコン棒です。


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