鉄道模型自動運転ユニットの製作1
PICマイコンを用いた鉄道模型の自動運転装置を製作しました。ポイントの自動切り替えや、列車の発車/停止の自動制御を行うハードウェアおよびソフトウェアを作成する手法についてご紹介します。
鉄道模型制御ユニットの制御基板です。PICマイコン「16F84A」による汎用制御基板として設計してみました。このボードは単純にマイコンへの電源供給と発振子によるクロック生成を行うだけです。この基板にピンソケットを設置してGPIO端子を接続し、連結フレームを取り付けた基板を重ねて使用します。
こちらは製作中のモータドライバ基板です。鉄道模型のモーター駆動や、ポイント切り替えを行うのに適したHブリッジドライバ「TA7291P」を使用して、列車の入れ替えを行います。
配線作業が完了した状態の制御基板とモータドライバ基板です。モータドライバ基板の「TA7291P」は6つありますが、2つがポイント切り替え用で、残りは終着駅の1~4番線の列車駆動用です。
ちなみに基板の裏側はこのようになっています。配線がかなり複雑になってしまい、これは反省点です。
2枚の基板を連結フレームで接続すると、このようになります。
外箱を加工し、鉄道模型自動運転ユニットが完成しました! 設置したコネクタに、線路のセンサーや、給電ケーブルに接続することで、自動的に鉄道模型の入れ替えを行うことができます。
完成した鉄道模型自動運転ユニットが動作している様子がこちらです。
【元動画はこちら】自作の鉄道模型自動運転ユニット