鉄道模型自動運転ユニットの製作2
PICマイコンを用いた鉄道模型の自動運転装置を製作しました。ポイントの自動切り替えや、列車の発車/停止の自動制御、ATSのような仕組みにより衝突防止制御を行うハードウェアおよびソフトウェアを作成する手法についてご紹介します。
自動運転ユニットの機器箱内部です。リレーやモータドライバIC、PICマイコンを取り付けた基板により、鉄道模型を制御します。この状態ではまだ配線作業が完了していないので、天板に取り付けた電源スイッチや外部出力用コネクタへの配線を行います。
機器箱内部には同じ設計の基板を2枚設置してあり、それぞれが上り線と下り線の車両を制御します。相互に通信できる仕様とし、他方の基板が制御している電車が進路に在線する場合、衝突回避のため自動的に停止する機能を実現しています。
モータ駆動回路と制御回路はフォトカプラにより絶縁してあり、ノイズ耐性を向上しています。
完成した自動運転ユニットの外形です。ACアダプタから電源(DC12V)を供給し、線路の間に取り付けた車両認識用センサーに接続するケーブルや、レール給電用ケーブルが外部に出ています。