VVVFインバーター装置を搭載した5インチゲージの小型電車を製作しました。ここでは車体と駆動機構の製作手順をご紹介します。

木材で5インチゲージ電車の車体を作ってみた

車軸を取り付ける台座を製作します。木材はホームセンターで購入し、指定した寸法に切り出してもらいました。この部品に、車輪の軸受をネジで固定するため、ドリルで下穴を空けています。

軸受部品(ピローブロックの一部)を配置してみます。この後、車輪と木材部品が干渉することが発覚し、穴を空け直しました。
木材の高さがありますが、これは誘導モータを固定するスペースを床下に確保するためです。

車両に取り付ける、5インチゲージの車輪です。プレート車輪2枚と、車軸、止め輪から構成されています。車輪と車軸はイモネジで固定します。
駆動軸にはスプロケットを取り付けますが、止め輪が邪魔になるので工具を用いて外します。

駆動する車軸に取り付ける、スプロケットです。自転車で一般的に用いられるものと同じピッチのチェーンが使用できます。車軸にはイモネジで固定します。

組み立てた状態の駆動輪は、このようになります。軸端部にはベアリングを取り付けています。大きな力がかかる部品なので、各部品をしっかりと固定します。

木材部品にベアリングを6mm径のタッピングビスで固定し、車輪と車体を一体化させます。

厚さ1.2mmのベニヤ板と車輪を結合した状態です。まだ人を乗せるには強度が不十分で、大きな力が加わると板が歪みます。