VVVFインバータ制御の5インチゲージ電車を自作する(2)
5インチゲージ電車のチェーン駆動機構を作ってみた
L字型のアルミ材を左右に取り付け、剛性を高めました。これで一応、線路上を走行できるようになりました。
こちらはモーター軸に取り付けるスプロケットです。ギヤ比は8:22としています。凹凸のある白い円盤状の部品は、回転数が検出するためのセンサー「ロータリーエンコーダー」を自作したものです。
回転数検出はできましたが、手加工のため精度が悪く、市販品に置き換える予定です。
スプロケットを取り付けた状態の、三相誘導モーターです。出力が100Wのものを使用しています。この画像は、自作したロータリーエンコーダーを使用して、回転数フィードバック制御を実現できているかの確認を行ったときのものです。
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車軸側スプロケットとモーター側スプロケットをチェーンで結びます。後の改造で、チェーンの途中にロータリーエンコーダー用軸を設ける予定なので、チェーンを若干長めにしてあります。
側面からみた状態です。機械らしくなってきました。現時点ではサスペンションが無いので、乗り心地はお察しです。力行すると、吊り掛け駆動式の旧型電車のような音が鳴り響きます。 試運転後に様子を見つつ、ゴムバネの取り付けを検討しています。
とりあえず、自走するために必要な最低限の機構は完成しました! 今後は機械式ブレーキや、運転台、椅子などを取り付ける予定です。
VVVFインバータにより駆動試験をした際の動画です。チェーン機構により車輪が回転しています。 【元動画はこちら】5インチゲージのチェーン駆動機構
【別の記事】VVVFインバーターの製作