VVVF製作所

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 CADで鉄道模型を設計してみる(東武8000系 その3)

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オリジナルの鉄道模型を製作するため、フリーのCADソフト「Design Spark Mechanical」を導入し、試しに東武8000系の模型をモデリングしてみました。縮尺は1/45とし、Oゲージ規格に合わせます。

東武8000系(旧前面) 先頭部の3Dモデリング 行先表示器・前面補強板を作る

東武8000系の種別表示幕(CAD) 今回は東武8000系(旧前面)の方向幕(種別表示幕、行先表示幕)をモデリングしていきます。未更新車には、表示器のLED化により先頭部の表示器が入る穴の大きさが異なる編成が存在しましたが、ここでは原型・初期更新車と同じ仕様とします。種別表示器用の四角い穴を空け、隅に丸みをつけます。


東武8000系の先頭部表示幕(CAD) 種別表示器・行先表示器の全ての隅にRをつけて、方向幕の周囲に取り付けれる、Hゴムのモデリングが完了しました。Hゴムとは窓と車体を接合するために使われる部材で、窓の支持だけでなくシーリングの役割も担っています。


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東武8000系 行先表示器が完成した旧前面(CAD) この段階で、先頭部の全体を見てみます。貫通扉上部の形状が、まだ実物とは異なりますね。


東武8000系 行先表示幕の周辺を修正(CAD) 東武8000系原型顔の貫通扉上部にある、行先表示幕の周りを観察するとやや角ばっていて、運転台上部の丸みのある曲面とは連続していません。

このような形状になっている理由は、表示幕用の平面を確保するためだと思われます。8000系と同世代に製造され、前面部のデザインが類似している東武6000系は、種別幕・行先表示幕が左右に配置されており、曲面は連続していました。

結構複雑な形状で、モデリングには割と苦戦しました。画像の状態にしたのちに、角に丸みをつけます。


東武8000系 前面補強板(CAD) 東武8000系旧前面は、運転台側に補強板が取り付けられており、運転台側の窓下に段差があり、乗務員室扉の近くまで続いています(前面補強板の回り込み方については、編成によって異なるようですが)。

この段差をプルにより再現します。実車の補強板端部は滑らかに処理されており、モデリングの際には丸みをつけておきます。


東武8000系 正面から見た旧前面(CAD) 運転台側の前面補強板を整えて、東武顔を真正面から見た状態です。今までは丸型ライトをもつ他の車両にも似ているように感じましたが、ようやく東武の電車にしか見えなくなったと思います。まだ先頭部の左右にステップがないので、追加します。


東武8000系 原型顔の完成形(CAD) 前面下部にステップを設けて、東武8000系原型顔の完成です。東武8000系のステップ位置には編成によっていくつかのバリエーションがあるようですが、今回は東武博物館が動態保存している唯一の原型顔の8111Fに合わせてモデリングしました。

実車には渡り板や幌を固定するためのハンドルなど、作りこもうと思えばまだまだモデリングできるものがありますが、まずはこの状態で3Dプリントしてみようと思います!

次回の記事では、いよいよ3Dプリンターで東武8000系の造形を行います。


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