VVVFインバータ装置の解析 東急1000系
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車両紹介 東急1000系
東急1000系は、東京急行電鉄が1988年に導入した営団地下鉄(当時)日比谷線線直通用の通勤型車両で、東急東横線の日比谷線直通運用では菊名駅~北千住駅間で活躍していました。1991年まで日比谷線直通運用に就いていた、東急7000系の後継車として製造され、車体長は18メートルで日比谷線乗り入れ時には8両編成で運用されました。車体は軽量ステンレス仕様で、デザインや構造は東急9000系に準じています。1000系の一部編成は4両固定編成で落成し、通常時は2本を連結して東横線・日比谷線で活躍し、車両不足時には目浦線・池上線の予備車として用いられました。
2013年からは東急東横線と東京メトロ副都心線・東武東上線・西武池袋線との直通運転開始に伴い東京メトロ日比谷線との直通運転は終了し、転用改造により機器更新や3両編成化、カラーリングの変更などが行われ、池上線・東急多摩川線で1000系1500番台として活躍しています。また、一部編成は他社線向けに改造が行われ、一畑電車・上田電鉄・福島交通・伊賀鉄道で活躍しています。画像の1017Fは、ラッピングにより旧型車両(旧3000系)の塗装を再現した「きになる電車」です。
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VVVFインバーター装置の解析 東急1000系
東急1000系の床下に設置されている東洋電機製造製のVVVFインバーター装置です。スイッチング素子にはGTO(ゲートターンオフサイリスタ)が用いられています。
モハラジオにより録音した東急1000系の磁歪音がこちらです。
【元動画はこちら】モハラジオ録音 東急1000系
モハラジオで録音した東急1000系(東洋製GTO-VVVF)の磁歪音を、波形解析ソフト「WaveTone」で周波数成分を表示すると、このようになりました。
東洋GTO VVVFインバーターの再現
自作したVVVFインバーターで、東急1000系が搭載する東洋GTO VVVFインバーターの変調パターンを再現してみました!
実物と同じように三相交流を生成し、三相誘導モーターを可変電圧可変周波数制御しています。
【元動画はこちら】東洋GTO VVVFインバーターを再現してみました!