VVVF製作所

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 電車の走行音解析 東京メトロ03系 チョッパ車

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日比谷線を走る通勤電車でおなじみの、東京メトロ03系(チョッパ車)の走行音をモハラジオで録音し、高周波分巻チョッパ装置による変調周波数を解析してみました。

車両紹介 東京メトロ03系

東京メトロ03系 東京地下鉄03系は、日比谷線の中目黒駅から、東武伊勢崎線・日光線に直通して南栗橋まで乗り入れる、東京メトロの通勤電車です。
03系のうち初期に作られた車両は、制御方式として高周波分巻チョッパ方式が採用されています。その後、機器更新工事により第1編成から第8編成までがVVVFインバータ装置に換装され、現在のチョッパ車は第9編成から第25編成までの17本です(2017年1月現在)。ラッシュ時の輸送力強化のため、第9編成から第28編成の前後4両は5ドア車になっています。
日比谷線のトンネル断面積が小さいという事情から車体長18mで製造されましたが、東武線内を走る車両の大半は車体長が20mであり、03系はホームドア設置の足かせになることから、20m級新型車両(東京地下鉄13000系)への置き換えが決定しています。


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高周波分巻チョッパ装置の解析 東京メトロ03系

東京メトロ03系の高周波分巻チョッパ装置 東京メトロ03系の床下に設置されている高周波分巻チョッパ装置です。類似した高周波分巻チョッパ装置は、東京地下鉄東西線05系の一部に搭載されています。銀座線01系や丸ノ内線02系の初期車も、高周波分巻チョッパ方式として登場しました(02系はVVVF化済み)。


モハラジオにより録音した東京メトロ03系(チョッパ車)の磁歪音がこちらです。
【元動画はこちら】モハラジオ録音 東京メトロ03系(チョッパ車)




東京メトロ03系(チョッパ車)の走行シーン動画です。独特な励磁音を響かせながら加減速しています。
【元動画はこちら】東京メトロ03系の走行音(チョッパ車)



モハラジオで測定した東京メトロ03系の変調周波数 モハラジオで録音した東京メトロ03系(チョッパ車)の磁歪音の推移を、音声解析ソフト「WaveTone」を用いてグラフ化すると、このようになりました。


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