AFE主回路チョッパ装置の解析 東武20000系
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東武伊勢崎線・日光線から東京メトロ日比谷線に直通する通勤電車としておなじみの、東武20000系のAFE主回路チョッパ装置の周波数を解析してみました。
車両紹介 東武20000系
東武20000系は、東武日光線の南栗橋駅から、東武伊勢崎線を経由して東京メトロ日比谷線の中目黒まで乗り入れる、地下鉄直通用の通勤電車です。1988年に登場しました。13編成が製造され、主電動機を10000系列と共通化することでメンテナンスの合理化を図っています。制御方式は電機子チョッパ制御の一種で、界磁チョッパ制御を行う10000系列と共通の直流複巻モーターを使用できるように、AFE主回路チョッパ制御が採用されています。
2017年度には日比谷線直通用の後継車両70000系が登場したことにより、渡瀬留置線に自力回送され、20000系初の廃車が発生しています(21813F,21809F)。また、一部編成(21811F,21802F)が2両に短縮されたうえで館林の津覇車輛に入場し、ワンマン化更新改造のためリニューアル工事を受けている模様です。
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AFE主回路チョッパ装置の解析 東武20000系
東武20000系の床下に設置されているAFE主回路チョッパ装置「AFE2」です。メーカーは東洋電機製造です。類似したAFE主回路チョッパ装置は、東武東上線で活躍する、東武9000系にも採用されています。
モハラジオによる測定結果が示すように、速度に関わらず東武20000系用AFE主回路チョッパ装置によるスイッチング周波数は、330[Hz]で一定となっているようです。